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女性の更年期障害 ならない人・なりやすい人とは?

更新日:2023年11月3日




更年期障害にならない人は?なりやすい人は?更年期障害はいつからいつまでなの?こんな質問はよく聞かれます。今日はフォーブスジャパンやNHKあさイチでも紹介された更年期女性向けのプログラムを提供する筆者が、統計や資料、そして年間約500件の更年期女性のカウンセリングをもとにお答えしていきます。


こちらはYoutubeでもお伝えしておりますので画像をクリックしてみてください





また、現在あなたの更年期長引き度を無料診断できます。


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<目次>











そもそも更年期はいつからいつまで?


皆さんは、女性の「更年期」の「一般的に定義されている時期」をご存知でしょうか?女性の「更年期」は、閉経をはさんだ前後の約10年間(前5年、後5年)を言います。



統計上一般的に多いのは50歳をはさんだ前後10年の45~55歳とされていますが、初潮と同じように個人差があり、早い人は30代でも症状が出る方がおられますし、もっと遅くまでという方もおられるようです。


日本産婦人科学会による日本人の平均閉経年齢も50歳とされています。


この時期に出てくる日常生活に支障が出る状態を「更年期障害」と言うのです。


ちなみにうちの母は月経が62歳まであったと申しておりました。正直びっくりしました。


また、私は今月経はミレーナにより止まっています。そちらについては更年期にミレーナを入れた経験でお伝えしております。


意外にも「更年期」の時期を正しく認識できてない女性はいるようで、調査の結果30代のみの場合、45%もの人が更年期の時期を間違っていました。*1


また、30歳以上を合わせた全体でも23.6%の人は更年期の時期について間違った認識をしていました。



更年期が始まる目安


一つの目安は月経周期の変化です。月経周期が短くなったり早くなったりします。もちろんストレスが原因でなることもあるのですが、40代に入って月経の周期が変わったな、となれば「そろそろ更年期の時期に入るのかもしれない」と心構えを持っておくのは良いかもしれません。


今思えば私も43歳に28日だった月経の周期が23日と短くなったころからいろいろ不調が出てくるようになりました。


更年期の症状と治療法


更年期の症状はこちらのリンクにまとめています。また更年期の治療法はこちらのリンクにまとめています。


どんな人が更年期が重くなるのか?


産婦人科の先生がおっしゃるのは、「月経時の不調が多い人」「女性ホルモン様の作用をするエクオールが自分で作れない人」は更年期が重くなる方がおられるとのことでした。


また更年期は性格面のことも言われており、「どんな性格の人が更年期がひどくなる傾向があるのか」というデータもありました





実は更年期を「つらかった」と答えた人のセルフイメージを聞くと、「まじめでがんばりすぎる」「落ち込みやすい」などと答えた人たちほど、そうでない人たちよりも「つらかった」と答えた人の割合が高く出ていました。*1



データーからの考察と対処法



まじめで自分に厳しい女性は、カラダがつらくても我慢してしまう傾向があります。


他方、更年期に関しては半分以上の方が不調を感じており、全体の11.5%が会社を休んで医者にかかる必要がある、13.1%が会社を休んで休養がとる必要がある、と答えていますが、*2 


それでも頑張ってしまう方がおられるのでしょう。


また更年期の女性と話をしてて思うことは、頑張っている人ほど「今まで通りのパフォーマンス」を出せないことに悩む傾向があるな、という実感があります。


一世代前のレジェンド的な女性が、今の自分と同じ年代で高いパフォーマンスを出していたな、という複雑な思いをいただかれている方もおられました・・


更に、同年代の男性はこれまでと変わらず高いパフォーマンスで仕事をこなしていくことを見てのモヤモヤ…


私も言うことが聞かない自分の体に落ち込むことが多かったです。たぶん体調以上に心の負担の方が多かった気がします。


実は私の母も更年期もずっと働いていました。一時期は単身赴任先の父のところから新幹線通勤をし、勤務先の帰りに祖母の家に行って面倒を見て帰る、という生活を送るほどのバイタリティーでした。


ただ、その時の強い母のイメージが私の中では強かったですが、


そこに行きつく前に更年期が訪れ、やはりホットフラッシュやめまいに悩まされてたことがあったなぁ、とか、その時期は私と母の二人暮らしで「今日は外で食べよう!」と外食が続いてたことを思い、


「あぁ、あの時母も大変だったんだなぁ」と改めて思い出しました。


更年期は、海外で前向きにとらえた言葉として”Change of life”と言われることがあります。なぜなら「女性性から解放されて生まれ変わる時期」とも言えるからでしょう。




更年期障害にならない人・重くならない人を紐解く


更年期障害にならない人、比較的軽い人は、月経・出産などで比較的軽かった人、また運動習慣があり、自律神経を整えることが習慣化されている方が多くなります。


更年期から運動を始めるのはおススメです。更年期におススメの運動や始め方はリンクでご紹介しています。


更には更年期に体に良い食品をとっている、という方もおられます。


例えば「研究で判明!ホットフラッシュに効く飲み物は食べ物」で紹介しているように、こういった食品を自然と摂っている方は更年期にならない可能性があります。


性格面の共通点では大変なことがあっても「まぁ、そういうこともあるよね」と上手にやり過ごすのがうまいこともあります。


また不調になった時に周りの助けを借りるのがとてもうまいという共通点もあります。


「今日は体調が悪いから早く帰ります」などスパッといえる方が多いでしょう。また、そういったことが言えないような職場や環境を選ばず、環境が悪ければ自分にあう環境を積極的に見つけていく、というフットワークの良さもあると言えます。


彼女たちに症状が全く出ないわけではないのですが、「まぁ今はこんな時期かな」と、上手に受け止めています。


また決断が早く、「おかしいな」と思ったら自分にあった医師を積極的に見つけていっています。


いわゆる昔から言う大和なでしこタイプ、というよりは「どう思われるかを考えるよりも、自分が快適に生きることを考えながら生活している」ともいえるでしょう。


人との距離の取り方もうまいので、しんどい相手とはもめることなく上手に心の距離を取っていけることも特徴と言えます。


そして、家事などもパートナーがやってくれる、親の手を借りやすい、などの回答も多く聞かれます。


夫婦として対等な関係を築きやすかったり、ストレスが比較的少ない環境にいる方も多いです。


更年期障害を悪化させないための思考


人生100年時代といわれるこの時代ですから、もしかしたら私たちの世代以降は閉経後の人生の方が長くなるかもしれません。


更年期は自分の心と体と向き合う時期です。「まじめな人ほど症状が重い」とデーターが示すように、あまり悩みすぎず「自分ファースト」で生活をしていく時期なのかもしれません。


ちなみに私も動けなくなるようなこともありますが、それを踏まえて「短い時間でも自分の納得のいくパフォーマンスを出す」ことに注力したり、「できないことはしない」「無理はしない」というポリシーで「今」の自分の心身に向き合いながらマイペースにやっております。


こういったことを自身が提供しているよりそるメソッドで細かくお伝えしたり、カウンセリングでサポートをしたりしています。


自分一人ではなかなか乗り越えにくい更年期も、専門家の助言やサポートがあれば一緒に乗り越えていきやすくなるでしょう。


特に更年期で働くことに困難を感じたり、休職していたり日常生活を送れなくなっている方におススメです。


画像をタップしてみてください▼





閉経が早い人、遅い人の違いは?


閉経が早い人、遅い人の違いは何でしょうか?そちらについては閉経が早い人、遅い人の違いや特徴について、でまとめております。




プレ更年期やポスト更年期について



 閉経年齢が50歳の場合は45~55歳が更年期ですが、


更年期前の30代後半から40代前半


のいわば「プレ更年期」にも、更年期と同じような症状が現れることがあります。


また、閉経から10年以上経過してから、冷えや肩こり、関節痛などの症状が出現し、『これは更年期障害?』と思う方もいらっしゃいますが、



老年期の症状のほとんどは加齢によるものか、自律神経失調によるもので、女性ホルモンとの関連性はほぼ無いといっても良いでしょう。

とされています。


プレ更年期よりも早く更年期の症状が出る人も


プレ更年期よりもさらに早い時期に更年期のような症状に悩まされる人もいます。

こんな人は要注意です。



女性ホルモンの一つであるエストロゲンが減少してしまう薬剤を処方されている

無理なダイエットによる急激な体重減少

ストレス過多による睡眠障害

栄養摂取不足など健康的な生活ができていない


ホルモンバランスが崩れて低エストロゲン症となり、更年期のような症状が出てしまうこともあります。


(出典:朝日新聞 Reライフ.net)



*1 リサーチリサーチ https://www.lisalisa50.com/research20190225_10.html

*2 経済産業省 「働く女性の健康推進」に関する実態調査 P85 https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/downloadfiles/H29kenkoujumyou-report-houkokusho-josei.pdf

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