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更年期の蕁麻疹や全身の湿疹…原因・予防法と実際になったときの対処法ブログ

更新日:7 日前


更年期は実は深刻な肌荒れや湿疹、蕁麻疹に悩まされる方もいます。実際私も2度ほどひどいかゆみに悩まされました。


夜も眠れない日が1週間以上続き地獄でした。


今日は少しでもそういった方を減らせればと思い、自らの経験も付記しつつ予防法や対処法をお話ししたいと思います。


また、今あなたの更年期長引き度の無料診断をプレゼント中。こちらの画像から受け取ってチェック▼




Youtubeにて 更年期と蕁麻疹の意外な関係としてお話もしております。





こちら音声ラジオの形式でもお伝えしてますので、音声で聴きたい方はリンクからアクセスください。


<目次>










更年期におきる蕁麻疹や湿疹などの肌トラブルの症状



更年期に出てくる肌トラブルとは

・肌の乾燥が進み、敏感になる
・今まで利用していた化粧品などが合わなくなる
・突然の湿疹や蕁麻疹に悩まされる
・しわ・しみ・たるみなどが出てくる

肌トラブルが出てくる場所



  ・肩
  ・脇→経験済み
  ・腕→経験済み
  ・太もも→経験済み
  ・鼠径部(そけいぶ)→経験済み
  ・デリケートゾーン
  ・首→経験済み
  ・顔→経験済み

このように、乾燥しやすい部分であったり、汗にふれるような場所にトラブルが起きます。


更年期に蕁麻疹や湿疹などの肌トラブルが起きる理由



①女性ホルモン(エストロゲン)の減少

女性ホルモン(エストロゲン)が減少すると、肌の水分やコラーゲンが低下し、肌の弾力やハリが失われがちになります。


また、デリケートゾーンもエストロゲンの影響で乾燥し、細菌感染や炎症に弱くなることでかゆみやかぶれが起こりやすくなります。


②皮膚や汗の分泌量の減少


皮膚や粘膜の乾燥や不快感が気になることがあります。さらに、乾燥で皮脂膜や角質層が薄くなるので、皮膚のバリア機能が低下して、刺激に敏感になる人もいます。


また逆にホットフラッシュで局所的に汗をかいて痒くなる、皮膚がピリピリする方もおられます。


いずれも、これまでの肌の状態より敏感になってきますから、この時期に合わせたケアや対処法が必要になってきます。


③鉄分欠乏症


皮膚の変化やトラブルは体の栄養障害の現れとする皮膚科医の先生の言葉があります。皮膚の栄養障害により皮膚の機能が損なわれた場合に皮膚の異常が生じます。


鉄欠乏性貧血は、皮膚のかゆみ、かぶれやすい、ブツブツ、ニキビ、しみ、足のむずむず(異常感覚)、二枚爪などの症状を引き起こすことがあります。


そんな時おススメなのが、こちらの鉄分になります。もともと人の内臓に貯蔵される大切な鉄であり、こちらが欠乏するとメンタルを含め様々な不具合がでます。


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更年期の蕁麻疹・湿疹の予防


①食生活




バランスの良い食事が基本になりますが、特にビタミンやコラーゲンなどの食品を積極的に摂りましょう。



上記はビタミンなどが主に含まれる食品です(Source:カラダのものさし)


また大豆製品のイソフラボンも女性の体に優しいとされてますので、積極的に摂っていきましょう。


更年期の蕁麻疹や湿疹対策にサプリを上手に活用してみてください


どうしても食事での摂取が難しい場合はビタミンCやビタミンBなどはサプリで補うのもおススメです。





私はビタミンCはサプリでとっています。


理由は、ビタミンCはストレスを感じるときに分泌される「コルチゾール」生成の際必要な栄養になるからです。


ストレスを感じる時間が長く続くほど多くのコルチゾールが必要になるので、その分、体内のビタミンCも大量に消費されます。*1


また、ストレスが長期間にわたって続くと、コルチゾールの分泌が徐々に減ってしまうことがあり、この状態を「副腎疲労」といいます。


コルチゾールにはアレルギーの炎症を抑える働きもあるため、分泌が不足してしまうと、喘息、花粉症、アトピー性皮膚炎等のアレルギー疾患の悪化につながってしまいます。


つまり、なるべくストレスを避けてビタミンCを十分に摂取することで、体内で分泌されるコルチゾールが減らない状態を維持することができ、その結果、アレルギーの症状を抑えることができるのです。





また、エクオールのサプリもこの時期おススメです。


エクオールはエストロゲン様の作用があり、更年期世代のお守りのようなサプリです。婦人科での先生でもエクオールの摂取を積極的にすすめられる方も多くおられます。


蕁麻疹や湿疹だけでなく、更年期障害特有の症状全般に対して働きかけをするサプリとして知られていますので、こちらもこの時期活用してみましょう。


②睡眠をしっかりとる



湿疹や蕁麻疹の原因の1つに睡眠不足をあげられる医師も数多くおられます。


私もひどい蕁麻疹に悩まされたときは、睡眠不足が続いていました。そして、かゆみでさらに睡眠不足になるという負の連鎖が進みました。


仕事が忙しくなったり、家族の心配事や人間関係の悩みが出てくるなどで夜興奮して眠れなくなったりすると更年期の時期には肌に出てくることがあります。


睡眠時間の確保を心がけてください。


なかなか眠れない、睡眠の課題を抱えておられる方はコチラの対策法をご覧になってください。


③スキンケア



女性ホルモン(エストロゲン)の低下により保湿力が低下しています。


ですから、この時期になったらこれまで以上にしっかり保湿ケアをしましょう。


特に洗顔後や入浴後はなるべく早く保湿をしましょう。人によってはお風呂場で化粧水とクリームを塗って対策される美容家の方もおられます。


また、日光にあたるとシミができやすくもなりますから、UVケアもしっかりしていきましょう。


熱いお湯での入浴は皮脂が奪われて乾燥が悪化しますので、ぬるま湯に入るのがおススメです。


④運動などもうまく取り入れる


ストレスの場合は運動をうまく取り入れるのもあります。また運動は不眠にも効果があります。


更年期の時期のおススメの運動や始め方はリンクでお伝えしています。


もし更年期の蕁麻疹や湿疹に悩まされたら



①皮膚科の受診


皮膚科を受診し、必要な薬を処方してもらいましょう。


”皮脂欠乏性湿疹”といって乾燥が原因で湿疹が出たり、搔き壊してしまう場合があるからです。


②更年期障害の蕁麻疹や湿疹に対応する漢方の服用



実は私は皮膚科で処方された外用薬や内服薬があまり効果がなく、調べたところ更年期障害の蕁麻疹や湿疹に対応する漢方がありました。


漢方は体質によって合う・合わないがあるかと思いますが、私の場合は漢方の服用で改善されましたので参考までに今回ご紹介させていただきます。(あくまで一個人の経験です)


私が飲んでいたのは「温清飲」という漢方です。



温清飲:服用することで血の巡りを改善し、肌に栄養を行き渡らせます。 また温清飲は抗炎症作用を持つオウゴンを配合。 肌の炎症を軽減し、乾癬やアトピーの改善効果も期待できます。 その他、血の巡りをよくすることでのぼせや頭痛、冷え性の改善が期待できます。


驚いたのはこちらの漢方は更年期の症状も緩和するとされていました。


私にはこちらの漢方がよく効きました。



また、漢方には湿疹や蕁麻疹に効くとされているものがいくつかありますので、こちらでご紹介させていただきます。


漢方内科や漢方薬局、また漢方を処方してくれる医師に是非相談してみてください。


<蕁麻疹や湿疹で処方される漢方>


*各漢方には楽天のリンクを貼っています、最安値のものや自分が注文したことがあるメーカーのものをご紹介してます。

『越婢加朮湯(エッピカジュツトウ)』
熱をもって浮腫があるタイプの急性蕁麻疹
*比較的汗が多く,のどがかわき,尿量減少し,浮腫がある体力中等度以上のものの次の諸症:関節リウマチ,湿疹
(リンクは粉薬になります)


『茵蔯蒿湯(インチンコウトウ)』
尿量が少ない場合で便秘傾向の方。胃腸が弱い人、下痢気味の人は不可
(リンクはせんじ薬になります)



『茵蔯五苓散(インチンゴレイサン)』
「五苓散」に「茵蔯蒿」を加えた処方で、のどが渇いて、尿量の減少がある人の、嘔吐、じんましん、二日酔いのむかつき、むくみなどに用いられる。
(リンクはせんじ薬になります)


こちらには、『十味敗毒湯(ジュウミハイドクトウ)』と併用することもありますが、これらは急性・慢性いずれの蕁麻疹にも使用されます。



『柴苓湯(サイレイトウ)』
紅斑や紅斑のような結節のある蕁麻疹や結節性紅斑の治療やアレルギー性血管炎に
(リンクは小太郎薬品の粉薬になります)



『抑肝散(ヨクカンサン)』
ストレスや精神症状が関与している慢性蕁麻疹
(リンクはクラシエの錠剤になります)


『桂枝茯苓丸加薏苡仁(ケイシブクリョウガンカヨクイニン)』
赤ら顔でのぼせやすく、下腹に圧痛があるニキビやしみが多い方の蕁麻疹

いずれも症状や体質によって処方されますので、より体に合ったものが処方されます。


更年期から気をつけたい肌トラブル「帯状疱疹」


帯状疱疹は、水ぼうそうと同じウイルスで起こる皮膚の病気です。

体の左右どちらかの神経に沿って、痛みを伴う赤い斑点と水ぶくれが多数集まって帯状に生じます。


症状の多くは上半身に現れ、顔面、特に目の周りにも現れることがあります。


通常、皮膚症状に先行して痛みが生じます。その後皮膚症状が現れると、ピリピリと刺すような痛みとなり、夜も眠れないほど激しい場合があります。


多くの場合、皮膚症状が治ると痛みも消えますが、神経の損傷によってその後も痛みが続くことがあり、これは「帯状疱疹後神経痛(PHN)ピーエイチエヌ」と呼ばれ、最も頻度の高い合併症です。


また、帯状疱疹が現れる部位によって、角膜炎、顔面神経麻痺、難聴などの合併症を引き起こすことがあります。


加齢、疲労、ストレスなどによる免疫力の低下が発症の原因となることがあります。50歳代から発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹を発症するといわれています。


帯状疱疹にならないためには、食事のバランスに気をつける、睡眠をきちんととるなど、日頃から体調管理を心がけることが大切です。


50歳以上の方は、ワクチン接種で予防することができます。帯状疱疹ワクチンには、不活化ワクチンと生ワクチンがあります。


自費で結構高いのですが、心配な方はワクチン接種を主治医にご相談なさってみてください。



更年期の蕁麻疹や湿疹の原因となるストレス


蕁麻疹は疲れやストレスが原因となっていることもしばしばあります。


仕事や家庭、人間関係でストレスを抱えておられてませんか?本当は泣き出したいくらいつらいのに我慢をしていませんか?

悩みや更年期の症状から睡眠不足になり、メンタル不調など悪循環になっていませんか?


更年期ストレスマネージメントの最強の対策はコチラのリンクをご覧ください。



更年期の蕁麻疹をきっかけに大切にすること



一度蕁麻疹や湿疹などで悩まされると、元にもどすのには時間がかかります。私の場合は1か月ほど回復に時間がかかりました。


周りから見える顔や首にも蕁麻疹が出てきて本当に気分が落ちました。


一度失ったものを取り戻すのにかかる時間の長さやその間のストレスの強さを痛感します。


すでに蕁麻疹や湿疹で悩まされている方、肌に違和感を感じている方もおられるかと思いますが、回復後はどうぞ肌のケアとともにこの際生活習慣の見直しをしてください。


そういったことも含め誰にでもできる更年期の乗り越え方を良かったらご一読ください。



【参考情報】*1『Vitamin C: an essential “stress hormone” during sepsis』National Library of Medicine

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