40代、50代になって、夜寝汗がひどくなった、寝汗で眠れなくなった、そんな経験はありませんか?
夏は寝汗で眠れなくなったり、冬でも突然の寝汗で目が覚めてしまったり…そんなご相談をよく受けます。
そんな皆様のために、寝汗で眠れない方がやるべきおススメの対処法をご紹介いたします。
こちらはYoutubeでもお話ししていますので、画像をタップすると聴けます。
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更年期障害の寝汗とは
更年期障害の寝汗の原因
更年期には女性ホルモン(エストロゲン)の低減により、自律神経の乱れが起こります。
自律神経は全身のさまざまな機能のオンとオフを司っていまるのですが、体温調節もその一つになります。
自律神経が乱れると、体温調整がうまくできなくなり、寒くても顔がほてったり、汗が噴き出るたり、逆に血管の太さを細くしすぎて、体の末端が冷えてしまうのです。
更年期障害の寝汗対処法・治療編
更年期全般の治療方法についてはコチラで詳しく話していますが、寝汗の治療のエッセンスについては以下でご説明いたします。
ホルモン補充療法
ホルモン補充療法(HRT)とはエストロゲンを補うことで、更年期障害を改善する治療法です。ほてり、のぼせ、発汗などといった代表的な症状に大変高い効果を示します。
HRTに使用されるお薬には内服薬(のみ薬)と経皮薬(貼り薬、塗り薬)があり、それぞれの特徴は下記の通りです。
最近ではエストロゲンと黄体ホルモンの両方を含む新しいタイプの貼り薬も登場し、HRTに使える薬剤の幅も広がっています。
実際私はHRTの貼り薬を使っていますが、汗の症状は全くなくなったわけではないですが、かなり緩和しましたし、発汗の頻度も下がりました。
漢方療法
血液検査を受けて、中にはまだ女性ホルモンの値から考えて更年期と判断できない場合があります。(詳しくは「更年期 血液検査異常なしと言われたらどうすればいいのか?」でご説明しています)
そんな場合や、ホルモン治療を受けたけど副作用が出る、ホルモン治療に抵抗がある、ホルモン治療に効果を感じない、などの方は漢方療法がおススメです。
漢方は体質に合わせて処方され、体質を変えていくものなので、寝汗以外の不快症状を同時に緩和できることがあります。
更年期障害の寝汗の対処法・洋服編
通気性の良いパジャマなどを着るのもおススメです。寝る前から通気性が良く吸湿性のものを着たりしています。
私のおススメはこちらのワンピで、汗じみもできず、普段にも使えます。
更年期障害の寝汗対処法・運動編
更年期だから汗をかきたくない、と思われる方も多いですが、汗には良い汗と悪い汗があります。
ずっと冷暖房が効いた部屋にいて一切運動をしないと自律神経も乱れ、いざ汗をかかなくてはならない場合でもうまく体温調節ができなくなってきます。
そこで、おススメは日頃からの運動です。
少し汗をかくくらいの運動がおススメです。
更年期になってから私も毎朝30分のウォーキングをしていますが、ウォーキングでもかなり発汗の深い症状は抑えられています。
ただ運動ってあまり最初の目標を高くすると長続きしません。
更年期におススメの運動や長続きさせるコツをご説明してますので、ご興味があるかたはご一読ください。
更年期障害の寝汗対処法・睡眠環境編
夜間の仕事で昼夜逆転した生活習慣や就寝時の騒音、寒さや暑さ、寝室の明るさなどの睡眠環境が原因になることがあります。
寝室や寝床の中の温度や湿度は、体温調節の仕組みを通して、寝つきや睡眠の深さに影響します。*1
また、明るい光には目を覚ます作用があるため、就寝 前の寝室の照明が明るすぎたり、特にこれが白っぽい色味であったりすると、睡眠の質が低下します*1
また個人的には温度が調節しやすい寝具を使って冬は重ねて使っていたりしています。
汗をかいても良いように吸水性の高いタオル素材などをりようするのもおススメです。
夏の暑い時は、暑さを我慢せずにエアコンをつけたまま寝るのがおススメです。(ただし冷え症で風邪を引きそうという方はタイマーセットなど工夫してください)
ちなみに私は真夏は水枕に氷を入れて、寝ていました。体温が一気に下がるのでとても快適でおススメです。
更年期障害の寝汗対処法・メンタル編
更年期に重なるストレスが原因で自律神経が乱れ、寝汗を書く場合もあります。その場合は先ほど伝えたように運動など生活習慣を整える事も大事です。
同時に、ストレスと上手に向き合っていくことが必要になってきます。ストレスというのは頑張って耐えるものではありません。
ストレスを上手にかわしていくというテクニックを身に着けていくと、ストレスとの向き合い方がわかります。
同じ環境でもストレスを感じにくい人は、そういったテクニックをもともと身に着けているか、もしくは後から訓練で身に着けていった可能性があります。
更年期のストレスケア・メンタルケアをしたければ「よりそる」という当社のサービスがあります。
使い続ける中で、ストレス耐性が高くなっていきます。また、月に最大5回のカウンセリングも活用できるプログラムとなっています。
通常半月~一年かけてトレーニングするとかなりストレスとの向き合い方がうまくなっていきますので、良かったらコチラでチェックしてみてください。
更年期障害の突然の発汗には
治療も受けた、それなりに生活も整えた、ストレスとも向き合っている…それでも女性ホルモンの低下のために症状が出てくることもあります。
突然の発汗に備えてハンカチタオルなどは常備品になりました。また、デオドラントスプレーや、デオドラントシートも常備するようになりました。
どうしても汗をかくとにおいが残るので、その対策はしておいたほうがよいでしょう
また、夏場など大量に汗をかく可能性がある場合は着替えを常に準備しておきましょう。
携帯扇風機などもおススメです。
子どもが生まれたら持ち物が変わるように、更年期になると常備するものも少しずつ変わりますので色々と工夫をしていきましょう。
発汗=更年期ではない場合も
大量発汗はときに感染症、代謝異常、甲状腺の病気またはがんが原因で起こります。
異常発汗しているから単に更年期、と思わず日頃から健康診断を受けたり、何かおかしな点があれば医師に相談しましょう。
私の友人でも更年期と思っていたら甲状腺の病気だったという人もいました。
更年期の体調不良には 家族の理解も必要…そんなあなたに
更年期は発汗など時として睡眠に影響が出たり、日頃のパフォーマンスに影響が出ることが多々あります。しかし、あなたが悩む更年期について周囲が理解をしてくれていると、過ごしやすさは全く変わってきます。
家族にも理解してほしい、家族にも自分の状況を分かって欲しい。そういったお悩みの方は
「よりそる」の二人用がおススメです。
もちろん、ご自身のメンタルケアでまずは一人用を使っていただき、あとから二人用に切り替えるのも追加料金なしでOK!
多くの方が、パートナーを巻き込みながらうまく更年期を乗り越えていかれてるので、良かったらコチラをご覧ください。
*1厚生労働省健康局.健康づくりのための睡眠指針.2014
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000047221.pdf
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