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執筆者の写真高本 玲代

更年期うつの体験談と更年期うつになる方の共通点

更新日:10月10日



更年期になってメンタル不調でうつのような症状を経験される方がおられます。


今日は更年期うつになられた方の体験談や、更年期うつになられる方に共通していることをお伝えします。


こちらの内容はYoutubeでもお話ししておりますから、ご興味がある方は是非画面をタップしてお聴きください。





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<目次>









更年期・更年期障害とは




女性の一生は「幼少期」・「思春期」・「性成熟期」・「更年期」・「老年期」に分けられています。


この中で「更年期」という時期は、卵巣機能の低下により卵巣からのホルモン分泌が徐々に衰えてゆき閉経になる時期の前後5年くらいの期間をさします。


日本人女性では閉経の年齢が平均50歳前後ですので、45歳~55歳を更年期といいます。


ただ、その時期はホルモンの変化に身体がついてゆかず、頭痛・めまい・発汗など辛い自律神経失調症が出現することがあります。


そのような症状が出て日常生活に支障がでる状態を「更年期障害」と言います。


更年期にうつのような症状が出る理由



<医療的要因>


先ほどお伝えした女性ホルモンの減少が更年期に伴ううつ状態の一因と考えられています。


<環境的要因>


更年期はライフサイクルの面でも様々なストレスにさらされます。


更年期の心理としては、閉経に伴う若さの喪失、子供が自立することにより生きがいの喪失、夫との間の愛情の喪失、体力・美しさの喪失など様々な喪失体験にさらされ、また、初老に突入することへの不安や、介護に対する不安も経験します。


そのような、内分泌学的要因や心理社会的要因により、更年期に伴ううつ状態が引き起こされます。


更年期のメンタルヘルスの不調に苦しむ女性は10人に9人




イギリスの調査では46~60歳の女性2,000人が回答、そのうち3分の1以上は、自身のメンタルヘルスの不調についてサポートを求めることができずにいることがわかりました。また、10人中8人はパートナーや夫に自分のメンタルヘルスの不調について打ち明けていないと答えています。


更年期のメンタルヘルスを巡る問題は、職場にも悪影響を及ぼしています。更年期の女性のほぼ4分の1が仕事でミスが増えたと回答し、15%は休みを取ったことがあると答えました。


ただ、まだ休みをとれてリカバリーできる人はよいですが、日本では女性の更年期による退職や離職が60万人とされており、男性も合わせると100万人とされています(NHK調査)


更年期にうつのような症状が出た人の体験談


体験談①

40代前半で体が動かなくなってきました。めまいや吐き気、倦怠感などに襲われました。3年間くらいはその状態が続き、家族にもずいぶん迷惑をかけました。

あまりに辛く、私はこのまま死んでしまうかもしれない、と思うくらいでした。

家族と出かけることも食事にいくこともままならず、うつうつとした状態で過ごしていました。生きていること自体が辛かった時期です…

でも、子供が中学生以上だったので、お弁当を自分でつめてくれたり、夫も協力してくれたりしてなんとか乗り切れました。

それまで更年期とは気づけなかったのですが、なんとなく見たネット情報で更年期のことが書かれており、もしかして私も更年期かもしれないと受診をしました。

ところが最初いった婦人科はあまり更年期に詳しくないのか…まだ早いんじゃない?と言われてしまいました。

更年期について詳しく発信している婦人科を探していくと、漢方やホルモン補充療法をしてくれて、そこから少しずつ楽になってきました。

今では毎日ウォーキングしたり、スクワットをしたりして健康維持に努めながらなんとか過ごせています。

長くて辛い日々でした。

体験談②

数か月前から突然、何もやる気がなく、倦怠感がひどく、イライラする事が多く、動きたくなくなりました。人と話すのも、嫌な時もありました。

調子がいいと、動いて片付けものをしたりするのですが、張り切って動くと、すぐに体の調子を崩してしまいました。

またその時期子供の進学のことと自分の体調のことで夫とぎすぎすしていました。

こういったことを相談したところ、「更年期でそういう症状が出る場合がある」と教えてもらえました。

そして県内の更年期外来へ‥‥血液検査や尿検査、問診などで「更年期に入ってますね」と言われました。

先生からは抗うつ薬やホルモン補充療法、漢方療法などがあると言われました。私の場合やる気が出ない以外にホットフラッシュの症状も出ていたので、ホルモン治療療法を受けました。

過去1年以内に子宮頸がんや乳がん検診も受けていたので、ホルモン治療療法にスムーズに進めました。

私が処方してもらったのはパッチ式(シール式)でお腹に貼るものでした。また子宮体癌の予防としてプロゲステロンのホルモンの錠剤も処方されました。

パッチは3日に1回程度貼りかえます。

2か月ほどたつとずいぶんと体調が良くなり、仕事や家事もスムーズにできるようになり前向きになりました。



体験談③

更年期になると、イライラや感情の起伏が激しくなることがあります。そのため、家族とのコミュニケーションが難しくなることがありました。

何気ない言葉でも傷つくことがあり、喧嘩が絶えない日々が続いていました。

漢方による治療をうけましたが、それ以外にも家族とのコミュニケーションを改善するために、自分自身の感情をコントロールする方法を模索しました。


体験談④

更年期になってから、寝つきが悪くなり、夜中に何度も目が覚めるようになりました。

朝になると疲れが残り、日中の集中力が低下してしまうことがありました。睡眠薬を服用することも考えましたが、薬に頼ることは避けたいと思い、悩み続けていました。

婦人科で漢方を処方してもらったり、生活改善を行って少しずつマシになってきました。


更年期にうつのような症状が出る人の共通点



実はこちらの内容は更年期で辛くなられていた当社のお客様の体験談です。医療を受けることで体調はある程度楽になったとおっしゃりました。


しかしこの話には続きがあります。



体調は良くなったのですが、依然子供と喧嘩をしたり、自分の味方になってくれない夫にイライラしてしまい、泣いてしまうことがあります。

それでまたやる気が出なくなってしまうこともあり、メンタルは完全には安定しませんでした。

このように、更年期に鬱のような症状が出て長引く方の多くは家庭や仕事、人間関係などでお悩みをお持ちの方がほとんどです。


更年期はライフステージの中で女性が子供のこと、夫の事、仕事のこと、親のことなど多くの負担を担う時期でもあり、悩みも深刻化します。


また更年期の鬱が深刻化しやすい人の共通点としてもう一つは「周りに相談できる人がいない」ということもあります。


また



生理の時に不安定になりやすい
産後うつを経験した
まじめで一生懸命

といった特徴もお持ちです。


そういった方々に必要なのは、ご自身の悩みについてどのように向き合い行動していくのかを一緒に整理したり、家族が本人の不調に理解を示し協力していく姿勢になります。


また更年期障害になりやすい人はこちらにもまとめています。


更年期にうつにならないための予防方法



更年期になった時まず必要なのは


「更年期になるとある程度体の不調が出てきて今までの生活ができなくなる可能性がある」

と知っておくことです。


そして、そういったことを「老化」とネガティブにとらえずに



今まで頑張ってきたからちょっとこれからはスロースペースで今の体調に合った生活に切り替えていこう


という体からのメッセージだと思っていただきたいのです。


そういう物事の受け止め方ができたら、あるていど鬱は防げるようになります。


更年期にうつのような症状が出たら



まず大事なことは今ストレス源となっていることを何とかしようとするのではなく、医療機関にかかって体を整えることから始めてほしいということです。


なぜならストレス源は下記とおり相手があったり自分ではすぐに変えることができないことがほとんどだからです。



子供の問題
親の問題
夫の問題
職場の問題
人間関係の問題

そして、医療にかかりながら体と心を整えていきましょう。


先ほど体験談に書かれておられた方は、実際こちらからおススメして受診から始められました。


また、不安になりやすい方への無料WEB講習会を不定期で開催しております。


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