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閉経が早い人の特徴とは?40代・50代女性が知っておきたい7つのリスクと対策

更新日:4月17日



あなたは大丈夫?「閉経が早い人」に共通する特徴と健康リスク


「同年代の友人はまだ生理があるのに、私はもう終わってしまった…」


—こんな経験をしている40代、50代の女性はいませんか?


実は日本人女性の平均閉経年齢は50.5歳ですが、45歳未満で閉経を迎える「早発閉経」の人は約1%、40歳未満では0.1%の割合で存在します。


閉経が早いことは単に生理が終わるだけの問題ではありません。骨粗鬆症や心血管疾患のリスクが高まるなど、長期的な健康への影響が懸念されます。


本記事では「閉経が早い人の特徴」を専門的な観点から詳しく解説し、今日から始められる対策も提案します。


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閉経が早い人の7つの特徴と医学的根拠


1. 遺伝的要因:母親の閉経年齢が大きく影響


「母も早く閉経したから私も早いのかも」


—この直感は医学的にも正しい可能性が高いです。研究によると、閉経年齢の約50%は遺伝的要因で説明できるとされています


特に母親の閉経年齢が45歳未満の場合、娘も早く閉経する確率が6倍以上高まるというデータがあります。


これはFOXO3aなどの特定の遺伝子が卵巣の老化速度に関与しているためと考えられています。


2. 喫煙習慣:タバコが卵巣を"老化"させる



「1日10本以上の喫煙で閉経が1-2年早まる」—これは多くの研究で確認されている事実です。


タバコに含まれる有害物質が卵胞(卵子を包む袋)を直接損傷し、卵巣予備能(卵巣に残っている卵子の数)を減少させます。


特に10代から喫煙を始めた人、20年以上喫煙歴がある人はリスクが高まります。


禁煙しても完全にリスクがなくなるわけではありませんが、閉経を1年程度遅らせる効果が期待できます。


3. 低体重・過度なダイエット:体が「生殖より生存」を優先


BMI18.5未満の低体重や、過度なダイエットを繰り返している人も閉経が早まる傾向があります。


体脂肪率が低いとレプチン(脂肪細胞から分泌されるホルモン)の分泌量が減少し、脳が「今は生殖よりも生存を優先すべき」と判断して排卵を抑制するためです。


特に10代~20代の極端なダイエットは、その時点では月経が止まるだけですが、後年に早期閉経リスクを高める可能性があります。


4. 特定の病気や治療歴:自己免疫疾患やがん治療の影響



以下の病気や治療歴がある人は、早期閉経リスクが高まります:

  • 自己免疫疾患(甲状腺炎、関節リウマチなど)

  • 子宮内膜症

  • がんの化学療法・放射線療法(特に骨盤への照射)

  • 卵巣手術歴

  • 糖尿病


これらの病気や治療は卵巣機能に直接影響を与えるか、免疫システムが誤って卵巣を攻撃してしまうことが原因です。


5. 環境要因:化学物質やストレスの影響


日常生活で曝露する以下の要因も早期閉経に関与している可能性があります:

  • プラスチックに含まれるフタル酸エステル

  • 化粧品のパラベン

  • 農薬

  • 慢性的なストレス(コルチゾールが性ホルモンを抑制)


これらの環境要因は少量でも長期間曝露することで、卵巣の老化を促進すると考えられています。


6. 初潮年齢が早かった人:卵巣の"寿命"が早く尽きる?


11歳以下で初潮を迎えた人は、13歳以降の人に比べて早期閉経リスクが高いという研究があります2。これは「卵巣の卵子の数は生まれた時から決まっており、早く使い始めると早くなくなる」という仮説によるものです。


ただし、この関連性についてはまだ議論があり、他の要因と組み合わさって影響すると考えられています。


7. 出産歴・授乳歴:未産婦はリスクが高い


一度も出産したことがない(未産婦)の女性は、出産経験者に比べて早期閉経リスクが高い傾向があります1。妊娠・出産期間中は排卵が止まるため、卵巣が休息を取り、卵子の消耗が一時的に抑えられるためと考えられています。


また、長期間の授乳(合計2年以上)も排卵抑制期間が長くなるため、閉経を遅らせる可能性があります。




また、閉経早い人・遅い人の違いはこちらをクリックしてみてください。


早期閉経がもたらす5つの健康リスクと対策



1. 骨粗鬆症リスクの上昇:閉経後5年で骨密度が20%減少も


エストロゲンには骨吸収(骨が壊れること)を抑制する作用があります。そのため閉経後は骨密度が急激に減少し、10年で最大20%も減少する場合があります。


対策:

  • カルシウム(1日700-800mg)とビタミンD(15-20μg)を十分に摂取

  • ウォーキングや筋トレなどの荷重運動を週3回以上

  • 禁煙・節酒(アルコールは骨形成を妨げる)

  • 定期的な骨密度検査(閉経後は1-2年に1回)


2. 心血管疾患リスクの増加:エストロゲンの血管保護作用が消失

エストロゲンには血管を拡張し、動脈硬化を防ぐ作用があります。閉経後はLDL(悪玉)コレステロールが上昇し、心筋梗塞や脳卒中リスクが2-3倍に高まります。


対策:

  • 地中海食(オリーブオイル、魚、ナッツ類が多い食事)の採用

  • 週150分以上の有酸素運動

  • 血圧・脂質・血糖値の定期的なチェック

  • 禁煙(喫煙は心血管リスクをさらに高める)


3. 泌尿生殖器の症状:萎縮性膣炎や尿失禁


エストロゲン減少により、膣や尿道の粘膜が薄くなり、以下の症状が現れやすくなります:


  • 性交痛

  • 膣の乾燥・かゆみ

  • 頻尿・尿失禁

  • 膀胱炎の繰り返し

対策:

  • 膣保湿剤の使用

  • 骨盤底筋トレーニング(尿失禁予防)

  • 十分な水分摂取とトイレを我慢しない習慣

  • 綿製の通気性良い下着の着用


4. 認知機能の変化:アルツハイマー病リスクの上昇


エストロゲンには神経保護作用があり、閉経後は認知機能の低下やアルツハイマー病リスクが高まります。特に45歳以前の閉経では、リスクが最大70%増加するとの報告もあります。


対策:

  • 社会的交流や新しい学習で脳を刺激

  • オメガ3脂肪酸(DHA・EPA)の摂取

  • 質の良い睡眠(7-8時間)の確保

  • 糖尿病・高血圧の管理(認知症リスク因子)


5. メンタルヘルスへの影響:うつ症状や不安の増加


ホルモンの急激な変化に加え、「女性としての役割の終わり」といった心理的要因から、閉経前後にはうつ症状や不安が増加しやすくなります。


対策:

  • マインドフルネスやヨガなどのストレス管理

  • 信頼できる人との相談・サポートグループの利用

  • 適度な日光浴(セロトニン分泌を促進)

  • 必要に応じて専門家に相談


専門家が薦める「閉経を遅らせる」7つの生活習慣



1. バランスの取れた食事:地中海食がおすすめ


以下の栄養素を意識した食事が卵巣の健康維持に役立ちます:


  • 抗酸化物質(色鮮やかな野菜・果物)

  • オメガ3脂肪酸(青魚、亜麻仁油)

  • 植物性エストロゲン(大豆製品、亜麻仁)

  • 鉄分(赤身肉、レバー、ひじき)

  • ビタミンD(きのこ類、魚)


特に地中海食は早期閉経リスクを減らすとされる研究があります。


2. 適度な運動:激しすぎる運動は逆効果


週に3-5回、1回30分程度の中強度運動(早歩き、水泳など)が理想的です。逆にマラソン選手レベルの過度な運動は、エネルギー不足を招き、月経異常や早期閉経リスクを高める可能性があります。


3. ストレス管理:慢性的なストレスは卵巣の"老化"を加速


慢性的なストレスはコルチゾールを増加させ、生殖ホルモンを抑制します1。以下の方法でストレスを管理しましょう:


  • 質の良い睡眠(7-8時間)

  • 深呼吸や瞑想

  • 趣味やリラクゼーションの時間確保

  • 過度な完璧主義を避ける


4. 適正体重の維持:BMI18.5-24.9が目安


低体重だけでなく、肥満(BMI25以上)もホルモンバランスを乱し、月経不順の原因になります2。適正体重を維持することが卵巣機能の維持に重要です。


5. 禁煙・節酒:タバコは卵巣の大敵


前述の通り、喫煙は早期閉経の確立したリスク因子です1。アルコールも過剰摂取(1日2杯以上)はホルモンバランスを乱す可能性があります。


6. 環境ホルモンへの曝露を減らす


以下の対策で化学物質への曝露を減らせます1:

  • プラスチック容器の電子レンジ使用を避ける

  • 無添加・オーガニック化粧品の選択

  • 野菜・果物はよく洗うか皮をむく

  • 換気をこまめに行う


7. 定期的な健康チェック:婦人科検診の重要性


早期閉経の兆候(月経不順、ほてりなど)に早く気づくため、また基礎疾患(甲状腺疾患など)を早期発見するため、定期的な健康チェックが重要です。


特に30代後半以降は、婦人科で卵巣予備能(AMH検査など)をチェックするのも一つの方法です。


よくある質問:閉経が早い人に関する疑問に専門家が回答



Q1. 閉経が早いかどうか、自分でわかる方法はありますか?


A. 以下の兆候がある場合は、閉経が早まる可能性があります:

  • 月経周期が短くなってきた(25日以下)

  • 月経量が急に減った

  • 月経不順が続いている

  • ほてりや寝汗などの更年期症状が40歳未満で出現


確実な判断には婦人科での検査(ホルモン検査、AMH検査など)が必要です。


Q2. 閉経が早いと、更年期症状もひどいですか?


A. 人工的に閉経を迎える場合(手術など)は症状が強く出やすいですが、自然な早期閉経の場合、必ずしも症状が強いわけではありません2。ただし、通常の閉経年齢よりも長期間エストロゲンが低い状態が続くため、骨や心血管への影響は大きくなります。


Q3. 閉経が早いと、女性らしさが早く失われますか?


A. 閉経が早くても、女性らしさが失われるわけではありません。


確かにエストロゲンの減少により、肌のハリや髪のツヤが変化することはありますが、女性らしさは外見だけでは決まりません。


適切なケアと健康的な生活習慣で、閉経後も充実した生活を送っている女性はたくさんいます。

Q4. 早期閉経を防ぐために、サプリメントは効果的ですか?


A. 現時点で早期閉経を確実に防げるサプリメントはありません。ただし、ビタミンDやオメガ3脂肪酸など、不足すると健康リスクを高める栄養素を補う意義はあります。サプリメントに頼る前に、まずはバランスの取れた食事を心がけましょう。


Q5. 閉経が早かった母ですが、私は大丈夫ですか?


A. 遺伝的要因はありますが、生活習慣でリスクを減らせます。特に喫煙を避け、適正体重を維持し、ストレスを管理することで、遺伝的リスクを相殺できる可能性があります。心配な場合は、婦人科で卵巣予備能をチェックするのも一つの方法です。


まとめ:早期閉経のリスクを知り、今日からできる対策を始めよう


早期閉経には遺伝的要因だけでなく、喫煙や低体重、ストレスなどの生活習慣要因も関与しています。早期閉経そのものを完全に防ぐことは難しい面もありますが、健康的な生活習慣でリスクを減らし、閉経後の健康リスクを最小化することは可能です。


本記事で紹介した対策の中から、今日から始められるものを選んで実践してみてください。特にバランスの取れた食事、適度な運動、ストレス管理は、早期閉経のリスク低減だけでなく、全体的な健康増進にも役立ちます。


「もしかして私も?」と心配な方は、一人で悩まず、婦人科医に相談しましょう。適切なタイミングで適切な対策を取ることで、閉経後も健やかで充実した生活を送ることができます。


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