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執筆者の写真高本 玲代

更年期最後の大暴れの体験やその対処法は

更新日:4月17日


更年期最後の女性

皆さんは「更年期最後の大暴れ」という言葉をご存じでしょうか?こう聞くと更年期の女子が暴れているように思われるかもしれませんが、そうではありません。


今日は更年期大暴れが何であり、その実態や体験談、また対処法についてお話したいと思います。


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<目次>





更年期最後の大暴れとは?



更年期最後の大暴れとは、閉経前の月経の状態を言う人が多いようです。


閉経となればもう出血は止まるのですが、その前の「あがき」とでもいうのでしょうか?


閉経前の月経には色々なパターンがあり、個人差が大きいのも特徴です。しかし、もう終わったと思ったいきなり生理が始まったり、経験もしたことのないような痛みや出血を経験される方もおられます。


そういったことを「更年期最後の大暴れ」と言われる方が多いようです。


どんなパターンがあるのか、是非皆さんに知っていただきながら対応をしていただければと思います。


そもそも更年期・更年期症状・更年期障害の違いは何か、についてはリンクをご覧になってください。


更年期最後の大暴れ 4つの体験談 



更年期最後の大暴れ 体験談 1.たまの生理が大変


30代後半〜40代前半で月経周期が短くなり、量が少なくなりました。

その時は痛みもさほどひどくなかったのですが、頻度が多いため気分が悪くなりました。


40代後半になり、月経不順になり量も不安定になってきました。少ない時やものすごく多い時があって、予定が組めずに困りました。


婦人科に行くと血液検査の結果では更年期に入っていると言われました。


そのうち月経回数が2〜3ヵ月に1回に減ってきたのですが、たまに月経がくるからか量が多く参っています。



更年期最後の大暴れ 体験談 2.タンポンと夜用ナプキンの併用



40代後半になって、月経の量が大量になり困りました。2か月とか3か月に1回のたまにしかこないのですが、夜用のナプキンでも2時間もすると変えなくてはならず、夜眠るときが本当に大変でした。


そこで対応していたのがタンポンと夜用ナプキンの併用でした。


量が多いと気分も悪くなり本当に困りました、そういった状況が1年ほどたって、そのうち閉経しました。


これがいわゆる更年期最後の大暴れというものかと思いました。


また最近ではショーツ型のナプキンも登場しています。これだとかなり容量が多くても漏れにくいという声を頂いています。


更年期最後の大暴れ 体験談 3.貧血症状による体調悪化


大量出血により、貧血症状があらわれるようになりました。顔色が悪いことを指摘されたり、疲れやすくなったため婦人科に行きました。止血剤の処方と鉄剤の処方をしていただきかなり楽にはなりましたがこの時期とても憂鬱でした。


私の場合何もない時期と大量出血を3回ほど繰り返して閉経しました


更年期最後の大暴れ 体験談 4.一歩あるくごとに出血


50歳のあるとき、朝起きると大量出血でシーツが真っ赤に! ベッドから出てみたものの、一歩歩くごとにドッと出血してびっくりしました。


そういった生活が不定期で続き、翌年にはほとんど月経がこなくなりました


更年期最後の大暴れの対処法



こういった月経量が多い状態を過多月経と言います。


過多月経とは月経時の出血が多いために健康が損なわれている状態です。


多量の出血は貧血を引き起こし、動悸や立ちくらみを引き起こします。


月経出血のたびに仕事が出来ない、衣服や寝具を汚してしまう、貧血症状を起こすような状態が毎月繰り返され、生活の質が著しく低下する事があります。


しかし、多くの女性は、我慢して仕事や生活を継続しており、多忙な毎日の中、また受診しにくい気持ちもあり、実際受診するのは状態が悪化してからになることも、少なくありません。


尚、以下のような場合過多月経の可能性があります。



普通のナプキンでは1時間もたない
月経期間中に頻繁に血の塊がまざる
昼に夜用ナプキンを使って頻回に取り替える
月経の期間が8日以上続く
めまい、ふらつき、息切れなど貧血のような症状がある 

実は私の場合、上記にあてはまり、ミレーナを入れてもらいました。



を参照ください。


過多月経の可能性がある方は次のような対策を検討してください。


①受診


第一選択は受診です。大きな病気が隠れている可能性があるからです。また治療により大幅に状況をよくできる可能性があります。


また貧血対策なども必要になってきます。


まずは受診を第一優先にしましょう。


更に



②漢方



過多月経の症状を緩和させるため、他に出ている症状や体質にあわせた漢方薬が処方されることもあります。


例えば、貧血が起きている場合は、血を補う働きをしてくれる芎帰膠艾湯(きゅうききょうがいとう)の漢方が使われたりします。


他にも、月経量が多いと月経痛の痛みが伴うことも少なくありません。

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)は貧血以外にも、月経痛がひどいときや、月経不順にも効果がある漢方薬になります2)。


ただし、漢方薬の効果は他の薬と比べると緩やかであるため、月経の量が貧血になるほど多い、できるだけ早く出血を減らしたいという場合にはピルの方がおすすめです。


ただし、40代以降でピルの使用は難しいという場合もありますから、医師ときちんと相談していきましょう。


③サプリや健康食品



大きな病気が隠れていることもあるので、受診がまず大事です。しかし更年期によるもので処方してもらったものであまり効果が感じなかったり、アレルギーなどの問題で受け付けなかったりした場合にはサプリの利用の検討も良いでしょう。


しかし、サプリや健康食品はあくまで補助的なものと考えましょう。


下記のようなハーブティーが海外で使用されたり、過去よく使用されていたので、参考になさってください。


<シェパーズパース>


シェパーズパースは日本ではナズナとも言われ、春の七草の1つとして親しまれているハーブです。第一次大戦中に止血のための薬草として使用されました。現在は世界中でサラダとして食べられています。


<チェストツリー>


プロゲステロンの分泌を促し、ホルモンバランスを整える効果で、ヨーロッパの民間療法に使用されています。


サプリやハーブティーなどでよく販売されています。


<レディースマントル>


子宮の収れん(引き締め)作用で、月経痛や過多月経の緩和に用いられています。


月経不順、月経痛、月経過多、更年期などの症状を調整します。


出産時は陣痛を促し、産後には母体の回復を助けるために飲まれます。


また、優れた収斂(しゅうれん:収縮などの意味)作用があり、胃腸炎などの消化器系の炎症や下痢にもいいと言われています。口内環境を整える作用もあり、歯茎の出血や口内炎、喉の傷みの緩和にいいとされています


<ヤロウ>


日本では『セイヨウノコギリソウ』と呼ばれ、止血や鎮痛、抗炎症作用などで、月経困難症や月経痛など婦人科系のトラブル緩和に用いられています。


花は切り花やドライフラワーに利用します。食用としては、のこぎり状の若い葉を、刻んでサラダやディップなどの料理に利用します。また、乾燥させた葉や花はハーブティーにも用いられています。


<鉄材>

貧血の中でも怖い「隠れ貧血」というのがあります。フェリチンという値が下がると、通常の貧血検査では問題なくても疲れやすくなったり、息切れなどが出る場合があります。


フェリチンとは内臓でためた鉄になります。こちらの補給には是非こちらの鉄材を検討してみてください(画像をタップ)▼



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また、更年期全般を軽くするための対処法はこちらのリンクから


更年期の貧血におススメの食べ物はこちらのリンクから


更年期全般におススメのサプリや健康食品はこちらのリンクからご確認ください。


更年期最後の大暴れで精神的に辛くなったら


更年期最後の大暴れとは閉経前のことになります。しかし、実は更年期は閉経後5年続きます。


今特にメンタルの不調を抱えておられる方は、この先5年も同じようなメンタル不調を抱える方が多くおられます。そんな方へ



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