【専門家監修】更年期の生理が“ドバドバ”に…いつまで続く?原因と対策を徹底解説
- 高本 玲代

- 10月17日
- 読了時間: 4分

「この大量出血、いつまで続くの?」不安を感じているあなたへ
「生理がドバドバ出て止まらない」「ナプキンを何度替えても間に合わない」
——40代後半から50代にかけて、そんな声が増えます。
ホルモンのバランスが乱れはじめる更年期には、出血が一時的に増えたり、生理周期が読めなくなったりすることがよくあります。
でも、「これは閉経の前兆なのか」「病気なのか」「いつ終わるのか」——その違いがわからず、不安になる方も多いでしょう。
本記事では、更年期女性のカウンセリングを3000件以上行ってきた専門家監修のもと、次のポイントをわかりやすく解説します。
更年期に“ドバドバ出血”が起こる理由
それがいつまで続くのか
放置してはいけない危険サイン
症状を軽くするための実践法と受診の目安
今からできる「体と心の整え方」
1. 更年期の“ドバドバ生理”はなぜ起こるのか?
ホルモンバランスの乱れが子宮内膜を厚くしすぎる
更年期では、卵巣機能が徐々に低下し、エストロゲンとプロゲステロンのバランスが崩れます。
排卵が起こらなくなると、エストロゲンだけが優位になり、子宮内膜が厚くなりすぎるのです。
その結果、剥がれ落ちるときに「一気に出血する=ドバドバ出る」という現象が起こります。
まるで、雪が一気に崩れ落ちるような状態です。
子宮筋腫やポリープがある場合も
この時期に多い子宮筋腫、子宮腺筋症、ポリープなども出血量を増やす原因になります。
また、閉経後の出血は子宮体がんなどのサインであることもあるため、「閉経後の出血」は必ず受診が必要です。

2. “ドバドバ出血”はいつまで続くのか?
閉経が近づくと徐々に落ち着くケースが多い
多くの女性では、このような出血の乱れは閉経(1年以上生理が来ない状態)に向かって徐々に収束します。
ただし、その期間は人によって異なり、数か月で終わる人もいれば、2〜3年続く人もいます。
受診が必要なサイン
以下のような症状がある場合は、早めに婦人科を受診しましょう。
10日以上出血が続く(過長月経)
夜用ナプキンを2時間ごとに替えても間に合わない
めまいや動悸などの貧血症状がある
閉経後に出血が再開した
出血パターンが急に変化した
3. “ドバドバ出血”を軽くするセルフケアと治療法
まずは日常でできること
鉄とタンパク質をしっかり摂る 出血が多いと鉄欠乏性貧血になりやすいため、赤身肉・レバー・魚・卵・豆製品を意識して摂りましょう。
体を冷やさない 冷えは血行を悪くし、子宮の収縮を妨げます。温かい飲み物や腹巻きなどで体を温めることが大切です。
ストレスを減らす ホルモン分泌はストレスの影響を受けやすいもの。深呼吸や散歩、ぬるめの入浴でリラックスを意識して。
・ビタミンKの摂取 止血効果があります。
病院でできる主な治療法
いずれも体調や希望に合わせて医師と相談しながら選びましょう。
4. 更年期をラクに過ごす「心と体の整え方」
出血の不安は、心のストレスとも深く関係します。
私がカウンセリングで多くの女性にお伝えしているのは、次の3つの習慣です。
「記録」をつけて自分の変化を見える化 生理日・量・体調・気分をアプリやノートに記録すると、周期の傾向がわかり安心感が生まれます。
「鉄+ビタミンC」で血をつくる体に 貧血があると気分の落ち込みも起こりやすくなります。食事だけで足りないときは、鉄サプリの利用も検討を。
「自分を責めない」こと 「仕事が進まない」「家族に迷惑をかけている」と自分を責める人が多いですが、ホルモンの波は自然な現象です。 頑張りすぎず、体を労わる時間を持ちましょう。
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専門家紹介
監修:高本 玲代(たかもと・あきよ)
更年期女性の心と体のケアを専門に、これまでに3000件以上のカウンセリングを実施。NHK「あさイチ」や日経新聞など、50社以上のメディアで紹介された「よりそる」代表。栄養・メンタル・生活習慣の三方向から、更年期女性が“自分らしく生きる”ためのサポートを行っている。





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