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執筆者の写真高本 玲代

更年期に生理が止まらない理由と治療方法

更新日:2023年12月23日




40代を過ぎて生理が止まらない、生理が長くなった…そんな声を聴きます。実際私も経験しました。


そちらの症状、更年期かもしれません。しかし、一見更年期のようでも違う病気が隠れているかもしれません。


更年期の生理トラブルについては治療法もありますので、年間500人以上の更年期の悩みを聞く筆者が、ご相談者のやりとりをもとに今回ご紹介しています。


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そもそも更年期とは




更年期とは、閉経を挟んだ前後5年ぐらいの期間のことです。


10代から20代にかけての思春期と20代から40代にかけての成熟期で卵胞ホルモンと黄体ホルモンの分泌がピークになり、年齢を重ねていくうちに分泌が低下し始め、更年期を迎えます。



更年期障害とは、その期間に起こる、ホルモンバランスの変化による症状で生活に支障が出る状態を言います。

更年期に伴う生理の変化



①周期



更年期の症状として、最初にほとんどの人が経験するのが月経周期の短縮です。


通常の月経周期は28日とされていますが、次第に短縮されて25日くらいになると、のぼせやほてりなどの症状が出る人が増えてきます。


月経も次第に不規則になり、不正出血が続いたり、間隔が開いたりします。


他方、まったく周期に変化がない人もいます。閉経直前まで何も変わらなかったという方もおり、個人差もありますので、あくまで一般的に多い現象として捉えてください。


②量



更年期周辺では、経血量が少なくなったり、 逆にナプキンからもれるほど大量出血したり、だらだらと出血が続くこともあります。


卵巣機能の衰えからホルモン分泌が不安定になり、子宮内膜がうまく剥がれず厚くなりすぎるためにはがれ落ちたタイミングで大量出血や不正出血が起こるのです。


量の変化は人によってまちまちですが、大量出血の場合は注意が必要です。


更年期の不正出血は閉経後におさまることが多いため、あまりに症状が重い場合を除き、治療をせずに様子をみることになります。しかし、繰り返す出血により重い貧血を生じている場合は、治療が必要です。また、突然の出血に悩まされている場合は、ホルモン補充療法をおこなうことで出血時期が安定します。


③期間


こちらも人によって期間が長くなった人もいれば、期間が短くなったという人もいます。もちろん何も変化がなかったという人もいますが、何等か変化を感じておられる方が多いようです。


こんな時には受診を!受診の目安とは




◆大量の出血がある
◆レバーのような血液の塊がたくさん排泄される
◆耐え難い月経痛
◆8日間以上月経が続く
◆月経時以外にも出血がみられる
◆排尿障害がでた
◆腹部にしこりのようなものがある

たかが更年期と思っているとがんなどの思わぬ大きな病気が潜んでいることがあります。


気になる症状が出てきたら必ず早めに受診をしてください。


更年期生理泊まらない時や不正出血に伴う治療法




尚、大量出血の方の体験談



は上記リンクからご確認ください


<治療法>


◆止血剤


毛細血管を丈夫にするアドナ錠と止血作用が強いトランサミン錠を併用した処方がされる場合があります。


こちらを出典している医院では通常、月経時にアドナ錠30㎎3錠/日およびトランサミン錠250㎎6錠/日を5~7日間処方します。


ただし、出血量がかなり多量の場合は、トランサミン錠250㎎を1回4錠、1日3回の大量服用を2~3日行うことがあります(保険適応外)*1


◆ミレーナ

大量出血

実は私は更年期の過多月経でミレーナを入れました。


ミレーナの体験記についてはコチラをご覧ください。


◆GnRHアナログ製剤


GnRH製剤は子宮の病気がある場合に使用されます。


女性ホルモンの分泌を抑え、月経と排卵を止め、一時的に閉経状態をつくることにより病巣を小さくします。その結果、経血量の減少や月経痛を緩和します。


更年期障害(のぼせ、ほてり等)に似た症状がみられることがあります。通常6ヶ月間続けて使用します。*2


◆ダナゾール製剤

ダナゾール製剤は子宮の病気がある場合に使用されます。


女性ホルモンの分泌を抑え、月経と排卵を止め、一時的に閉経状態をつくります。


また、病巣に直接働き病巣を小さくします。ひどい下腹部痛や腰痛等の症状を緩和しますが、肝障害、ニキビ、体重増加などが見られることがあります。通常4ヶ月間服用します。*2


◆ 漢方の処方*3



月経過多である場合下記のような漢方が使われます。


『芎帰膠艾湯(キュウキキョウガイトウ)』…不正出血にも使います。


『温経湯(ウンケイトウ)』『黄連解毒湯(オウレンゲドクトウ)』


『帰脾湯(キヒトウ)』…心労があり睡眠障害を伴う場合


『三黄瀉心湯(サンオウシャシントウ)』過食・飲酒を好み便秘傾向のある場合


受診で月経の問題はかなり改善!?…しかし


医療機関の治療で月経の問題を解消すれば体調は良くなるはず。


しかし中には複雑な問題が重なってこの時期メンタル面の不調を抱えられることもあります。


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